中3の受験生が毎月のように模試を受ける季節になりました。
いったい何のために模試を受けるのか、疑問に思う人もいるかもしれません。
そこで今回は、模試を受ける意義について話をしようと思います。
多くの人にとってまず思い浮かぶのが、これではないでしょうか?
各教科で何点とれるのか、偏差値はどのくらいか、志望校の合格可能性は…など、
模試を受けると、受験生にとって大切な情報をたくさん得ることができます。
英検や数検などの検定試験は、一定以上の点数をとれば必ず合格になります。
それに対して受験は、同じ学校を志望する同学年のライバルとの競争です。
「このくらい得点できれば大丈夫。」という基準はありません。
だから今自分が全受験生の中でどの位置にいるのか、それを知ることが大切です。
まず「何点とれたか」でその教科の学習完成度がわかります。
ただし問題の難易度は毎回変わるので、平均点からどのくらい上(下)かで判断します。
平均点よりかなり上ならばその教科の完成度は高く、下ならばその逆です。
しかし平均点より下の教科があっても、ガッカリする必要はありません。
平均点より下の教科は、努力すれば一番早く伸ばせる教科です。
他の教科より優先的に、その教科の勉強時間を増やしましょう。
「偏差値」で、全受験生中の自分の位置がわかります。
真ん中の位置を「50」として、
そこからどのくらい上にいるか、下にいるかがわかるのが偏差値です。
先ほども言ったとおり、模試の問題は毎回変わります。
得意な問題が出れば得点は上がりますし、苦手な問題が出れば得点は下がります。
そんなとき、自分の相対的な実力がわかるのが偏差値です。
教科ごとの自分の実力がわかれば、
勉強時間をどう振り分けたらよいか決めることができます。
「志望校の合格判定」で一喜一憂する必要はありません。
もちろんS判定やA判定が出たら気分がいいものです。
しかし、それはあくまでも途中経過であって、最終結果ではありません。
良い判定ならばその調子で頑張り、そうでなければより一層努力すればよいのです。
ただし、受験直前の12月や1月にE判定ならば、受験校を再考しましょう。

試験というのは、いわば「一定時間内にどれだけ多く得点できるか」を競うゲームです。
得点するための一番の要素はもちろん学力ですが、それ以外の要素もあります。
どの問題から手をつけどの問題を後回しにするか、時間配分をどうするか、
見直しの仕方など、得点を伸ばすための工夫や技がいくつかあります。
例えば、時間不足で手をつけられなかった問題の中に正解できるものがあったならば、
問題を解く順序を変えることで得点が伸びます。
本番に向けて、そういう工夫や技を身につける最大のチャンスが模試なのです。
