最近生徒に促されて、性格診断テストというものをやりました。
あまりこういったものをやることはないのですが、たまにやってみると面白いものですね。
ちなみに少し前に流行った性格診断テストのようで、MBTIと言われる性格をアルファベット4文字で表すテストでした。
結果がアルファベット4文字で表現されるので、生徒曰くsnsのプロフィールや名前に自分の結果を載せていたそうです。
相性の良いタイプや逆に上手くいかない人間関係なども分かり、学生の間では話のネタになりそうですね。
私は今回初めてMBTIをやってみましたが、結果はINTP(論理学者)となりました。
論理学者と聞くと良い響きだと思いましたが、全ての特徴が当てはまっているかと言えば何とも言えません(笑)
同意できる診断結果もあれば、ん?と思う結果もありました。
そんな結果についてああだこうだ生徒と話していると、ふと思い出したことがあります。
それは昔話を聞いたビッグファイブという性格診断です。
MBTIは16の性格パターンに分類しますが、ビッグファイブは5つの性格特性を考慮してその人の性格の傾向が分かるようになっています。
- Openness(創造性)
- Conscientiousness(誠実性)
- Extraversion(外向性)
- Agreeableness(協調性)
- Neuroticism(神経症的傾向)
MBTIとの違いはどの性格パターンに当てはまるかではなく、上記の5つの性質がそれぞれどの程度高いか低いかで結果を出します。
大学時代に話を聞きやってみた性格診断なので、結果は何も覚えていませんが自分の性格を見つめ直す機会にはなった気がします。
結果を何も覚えていないとここで話が終わってしまいそうですが、話の中で一つだけ覚えていることがあります。
それは
「人の性格を表す英単語はどれくらいあると思う?」
という質問です。
皆さんはどう思いますか?
日本語でも大丈夫ですので、考えてみてください。
塾の小学生に聞いてみると、27個が限界でした笑
でも思ったよりも言ってくれた気がします。
ただ少し悪口が多かったのが気になりますが・・・
語彙が豊富な人はスラスラ答えてくれそうですが、急に言われると考えちゃいますよね。
実際私もそうぽんぽんとは出ない気がします。
さて人の性格を表す英単語ですが、私の記憶によると15,000単語あると言っていたと覚えています。
どうでしょう。
思っていたより多く感じませんか?
ふと聞かれると数十個考えるのがやっとでしたが、実際にはこうもたくさんの性格を表す言葉があるんですね。
しかし15,000という数を聞くとその多さに驚きますが、落ち着いて考えてみると当たり前のような気もします。
なぜならこれまで出会ってきた人たちのことを思い出すと、似た性格の人はいれど100%同じ性格の人はいなかったように思えます。
つまり出会った人の数だけ、大なり小なり違う性格があるわけです。
そしてもちろん出会ったことがない人たちも同じことでしょう。
そう考えると15,000単語は少ないような気がしてきます。
塾で子どもたちに勉強を教えていると、本当にいろいろな性格の子どもがいるんだなと感じさせられます。
大別すれば頭の良し悪しでわけられるのかもしれませんが、頭の良い生徒も悪い生徒も多種多様な性格で細分化でき全く同じ生徒はいません。
それはつまり私の授業を100%分かりやすいと感じてくれる生徒もいれば、意味分からないと思う生徒もいるはずです。
自分では分かりやすいと思って教えていても、空回りしてしまうのは悲しいですね。
そうはならないためにも、生徒の個性に合わせた指導方法の微調整が必要になってきます。
効率を良くするために画一化された指導方法に頼りっぱなしになるのではなく、性格の違う子ども一人一人に合う指導の最適解を常に模索する。
教える立場の人はこのような気概が必要なのかもしれません。
しかし性格はその時その場所で気分によっても変わることがあります。
つまり指導の最適解は無数にあり、それは日々無限に変化する。
もしあなたが指導という行為を極めたいのならば、指導力はもちろんのこと教える相手の性格と気分を汲み取り、柔軟さを併せ持たなければならない。
どうでしょう?
少しは論理学者のように聞こえましたか?笑
理屈っぽいのはあまり好きではないので、今回はこれくらいにしておきます。
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