最近、塾に来る生徒たちと話していて思うことがあります。
それは
「どの子も忙しいな~」
ということです。
別に皮肉で言っているわけではありませんからね😅
本当に習い事で忙しい子どもが多いと思っています。
小学生でも中学生でも、話を聞くと多種多様な習い事をしています。
小学生なら水泳やそろばんや書道やダンスやら
中には受験勉強で休みなしという生徒もいます。
中学生なら部活をしながら他にも別の運動をしたり塾に通ったり etc.
「習い事がない日はない」
という生徒が増えている感じがします。
大人顔負けなスケジュールに、感嘆が漏れることもあるくらいです。
さて、今回はたくさんの習い事をすることに対して、少し考えてみるつもりです。
というのも習い事で忙しくなっている生徒の状況が、うまくいっている場合とうまくいっていない場合があると、生徒の様子を見ていて感じたからです。
ですのでこの記事では「忙しい日常を送る」ことのメリット・デメリットに関して話しながら、私見について述べたいと思います!
忙しいメリット
忙しい日常を送ることは一見すると大変に感じますが、スケジュール管理や計画性を養えることは大きな利点かもしれません。
毎日何かしら予定のある状態ですから、いつ学校の宿題をするのか、いつ塾の課題を終わらせるのか、計画立てて実行する経験を積むことができるでしょう。
もちろん急に子どもだけでスケジュールを考えることは難しいと思うので、親や先生の力を借りながら日々やることを終わらせていくことでしょう。
私も習い事で忙しい生徒の学習計画を考えるときには、子ども・保護者と相談しならスケジュールを決めています。
このような周りの支えがあったとしても、決めたことをしっかりと行う習慣は大人になっても役に立つはずです。
他にも習い事自体にメリットがあると言えます。
スポーツを習っているのならば、体力や精神を鍛えられるはずです。
運動に対する苦手意識を減らして、体を動かすことが楽しいと感じられるかもしれません。
文科系の習い事ですと、感性や表現力・集中力を育むきっかけになるはずです。
運動系でも文科系でもたくさんの経験を積むことは、この先の人生を豊かにしてくれることでしょう!
忙しいデメリット
忙しい日々を送る子どもにとっての最大の不満は、やりたいことができないことでしょう。
習い事はやりたいことの一部だとは思いますが、ここで言うやりたいこととは「友達と遊ぶ」「ゲームをする」「お出掛けする」といった一般的な娯楽のことです。
娯楽に興じる時間は、時に子どもにとっては大切なものになります。
そもそもリラックスをしてリフレッシュする時間は、誰にでも必要なことです。
子どもにとっても同じことですし、習い事の間に娯楽の時間を設けることは、メリハリをつける練習にもなります。
するべきことは集中してする、遊ぶときは熱中して遊ぶ、有意義な時間はメリハリの中から生まれてきます。
勉強しかしない、スポーツしかしない、ゲームしかしないという極端な生活をしている生徒の話で、親子不満なく円満に過ごしている家庭は滅多に聞きません。
子どものキャパシティは千差万別です。
忙しければ良しと思わず、その子にあった習い事の量・遊びの量でバランスを取りましょう!
個人的な経験談
個人的な話をすると、私は忙しい日々の方が生活の質は良かったと感じます。
特に勉強をする予定が入っていると、いろいろと頑張って一日を過ごそうとします。
学生の頃や大人になってからも勉強をしようとしている時期は、振り替えると大変ながらも生活は充実していたと言えそうです。
逆に何も目標やする予定がないと、ダラダラ加減に歯止めがかかりませんでした(笑)
つまり私はある程度強制的に「やらなければいけないこと」を取り入れた方が、頑張る人間です。
逆にそうではなく、「やらなければいけないこと」を多く取り入れたせいで、すべてが中途半場になってしまう人もいます。
スカラフルの生徒にもいますが、中学生で運動部+スポーツの習い事+塾という毎日何かしら予定の入っている子がいます。
一見すると素晴らしいことですが、忙しいことを理由に全てを中途半端にしている問題がありました。
運動はいやになるとすぐに休んでしまい、勉強は宿題がきちんと取り組めていないという状態でした。
これはまずいということで、保護者の方を交えて3者面談を行い、生活面から少しずつ改善をしていっている最中です。
このように「忙しい」を言い訳に、何事にも中途半場になってしまっている子は、意外と多いのではないでしょうか?
現代っ子にとってはこれくらいの「忙しい」は普通なのかもしれませんが、その子に合った「忙しさ」を考えることが大切かもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は「忙しさ」について考えるきっかけになれば良いなと思い、この記事を書きました。
人によって忙しい方がパフォーマンスを発揮する場合もあれば、余裕のあるスケジュールの方が良い結果をもたらす場合があります。
さらに忙しく感じる程度は人それぞれです。
周りに流されたり欲張ったりして習い事を詰めてしまうと、逆効果になるかもしれませんよ。
しっかりと子どもの性格・キャパシティに合わせた、習い事の量を調整してみましょう!
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