さて、前回の記事では勉強習慣について考えてみました。
勉強時間を確保して習慣的に勉強に取り組めるなら、それは勉強習慣が身についているといえるでしょう。
しかし、意味のある勉強ができているかは別の問題です。
ただいたずらに勉強時間を作っても、それが意味のある勉強習慣になっていなければ、学力の向上は見込めないでしょう。
意味のある勉強習慣とは、考える時間を確保することだと前回お伝えしました。
前編はこちら!
タイトルにもなっていますが
「分からないをほっとかない」
このような気持ちがあることで、勉強の質や効率は格段に良くなります。
- 気になって調べてみる
- 自分なりに考えてみる
- 親や友達・先生に聞いてみる
「分からないをほっとかない」というマインドがあるだけで、積極性も身につくことでしょう。
逆に
「分からなくても気にしない」
このような気持ちだと、知識が身につかず学力も伸びません。
- 宿題で丸付けや見直しをしない
- 答えを写してしまう
- 宿題をしなくても気にしなくなる
こうなってしまっては、勉強嫌いの道まっしぐらとなることでしょう。
ではどうすれば有意義な勉強習慣の基盤となる
「分からないをほっとかない」
という気持ちを作ることができるのでしょうか?
分からないことをほっとかないためには、子どもの知的好奇心を引き出さなければなりません。
「学ぶことが楽しくてもっと知りたい!」
「分からないことがいやだ」
「しっかりと自分の頭の中で理解したい」
このような勉強に対する好奇心があれば、自分から進んで取り組もうとすることが多いです。
つまり宿題をするときや自学自習をするときも、自分で考えて勉強を行い、学力が向上する意味のある勉強をするでしょう。
生まれ持った性格的にこのような気持ちがある子なら問題ないでしょうが、そうではない場合はどうしたらいいのでしょうか?
一つの答えに、周りの影響がありそうです。
親の接し方や先生の指導の仕方で、どれくらい分からないことに興味を持てるか変わってくるでしょう。
「子どもの興味を引き出せる会話をする」
端的に言うとこういうことになるかと思いますが、言うは易し、実際に子どもの興味を引き出すことは大変なことです。
しかし周りの大人が分からないことに対して消極的だと、子供もそのように成長してしまいます。
そうはならないためにも、分からないことがあったり疑問点があったりするときは、子供と一緒に考えることが大切です。
子供はいやなことや面倒くさいことに直面したとき、すぐに逃げてしまうことがあります。
勉強においても同じことで、大人ですら勉強は面倒くさいと感じている人がほとんどではないでしょうか?
ですが面倒くさいと一蹴するのではなく、何か分からないことがあったときは、子供と一緒に考えてみましょう。
考えた結果、その答えが正しくなくても大丈夫です。
何かしら自分の答えを出す、この行為が大切だと思っています。
学校のテストを受けたとき、いくら自信がなくても自分の点数は気になりませんでしたか?
これと似ていて、人間は自分の行為に対しては、その結果が気になる性質があります。
ですので勉強における自分で考えて出した答えは、それが合っているか確認する子が多いです。
つまり自分なりの答えを出すようにすることで、その結果を自然と確認するようになり、分からないをほっとかなくなるのです。
どのようなことでもまずは自分なりの答えを出す。
こうすることで
「分からないをほっとかない」
という習慣が身につくと思っています。
しかし子供が自分なりの答えを出すためには、周りのサポートが必要不可欠です。
その子なりの個性溢れた答えを引き出すためには、どうしたらよいでしょうか?
別に個性溢れていなくても大丈夫ですが、こればかしは正解がないかもしれません。
子供それぞれに違ったアプローチの仕方がありそうです。
それを踏まえた上で子供の考えを引き出せるように接することが、保護者や我々先生の責任かもしれませんね。
きれいにまとまったかは分かりませんが、このへんで終わりにしたいと思います。
もし子供の接し方で悩んでいる場合は、ぜひ一度ご相談ください。
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