分析するウサギ

正確な学力

考えてみると学力は可視化することが難しい側面を持っています。

たしかに学力テストの結果や学校の成績でなんとなくの「立ち位置」は掴めますが、その正確さは採点基準に依存してしまいます。

例えば英語のある問題で〇をもらえたとしても、何となく解いて〇なのか答えの理由を説明できる理解力があって〇なのかでは、同じ学力とは言えないでしょう。

同じく内申点で3をもらえたとしても、ギリギリ基準を超えた2寄りの3なのかあと少しで4だった3なのかでは、学力のレベルに違いがあることは明白です。

さらに学力は日々変動していくものです。

習慣的に勉強に取り組み、努力を続けていれば学力は向上していくでしょうが、日々怠けていると学力は低下するでしょう。

つまり昨日よりも今日の学力の方が向上している人もいれば低下している人もいて、もちろん劇的に変化する人はいないと思いますが、仮に正確な学力を測ることが可能ならばそれは瞬間的な正確な学力となるはずです。

また人の性格によっても変わってきます。

例えば私は理屈が分からないと悶々としてしまうタイプですが、人によってはとりあえず正しい答えが求められれば大丈夫という人もいます。

そうなると個人の満足度によって、正しく理解したと言えるかどうかが変化してしまうのです。

このように正確な学力を可視化することは、ある意味不可能と言えるかもしれません。

 

そもそも100%正確な学力が分かる必要があるのかと問われると、そうではありません。

ある程度の立ち位置で、通知表の成績や受験の合否を決めることは可能です。

実際に昨今の日本の教育環境では、ある程度の立ち位置は必要十分な情報であると言えるでしょう。

要するに100%正確な学力を示し切れていない学校の成績や模試の結果でも、学生が自分の進路を決めるための間違いのない判断材料となっています。

そもそも学力を数値で表すこと自体が、正確さを失わせている原因かもしれません。

かといって私から代替案を提案できるほどのアイディアは持っていませんが・・・

 

さてこんなことを考えていると学力とは何か分からなくなってきました。

最近受験用の国語の説明文を読むことが多いので、何か難しそうなことを真似して書きたくなっただけかもしれません(笑)

とはいえ学力が思っているよりも複雑な要素を併せ持っていることは正しいと思っています。

ただただ学業に励むのならばこれまで通りなんとなくの立ち位置が分かる学校の成績やテスト結果で十分ですが、もし「学び」という行為を楽しめるものにするためには、自分の中に数値に頼らぬ基準があると役に立つかもしれません。

ちなみに私は学ぶことの楽しさを自分の視点が増えることだと感じています。

新しい知識や考え方が身に付くと、自分の中にこれまでとは違った視点が作られる感覚です。

あえて視野が広がるとは言わずに、視点が増えると言うことで学ぶことの新鮮さを保っています。

視野が広がるだと自分の立ち位置が変わってないように感じますが、視点が増えると言うといろいろな立ち位置を持っている気がしませんか?

これまで見なかった見えなかった世界をいろいろな視点から見ると、意外と楽しく生きていけます(笑)

 

100%正確な学力ではない学校の成績で一喜一憂するのもアリですが、自分の基準を持ってみるとまた違った視点で勉強に取り組めるかもしれませんね!

ただ学生にとっては難しい話かもしれません。

特に勉強嫌いな子は拒否反応が出そうな話です。

しかし教える側が諦めてしまうと話が本当に終わってしまうので、まずはちょっとしたきっかけを子どもたちに作ってあげられると嬉しいです。

せっかく勉強をするなら楽しまないともったいないですよ!

 


 

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