- 日々の勉強にやる気が出ない
- テスト勉強に身が入らない
- 受験勉強のやり方が分からない
- 学習計画を立てたことがない
学習計画を立てるポイント
- 3つ目標を明確にする
- 勉強できる時間・期間を考える
- 1日のスケジュールを立てる
- 復習・調整日を組み込む
- 先生(第三者)にアドバイスをもらう
学習計画を立てる上で大切になるポイントはこの5つです。
一つ一つ解説していくので、ゆっくりと読んでみてください。
① 3つ目標を明確にする
目標をはっきりとさせずに、勉強を始めてはいけません。
必ず大目標(最終的なゴール)を決めることから始めてください。
ここをうやむやにしていると、行き当たりばったりな勉強になってしまいます。
例えば・・・
- ○○高校に合格する
- 数学のテストで80点以上を取る
- 英検に合格する
最終的な目標がはっきりすると、何をしなくてはいけないのかが見えてきます。
例えば・・・
- ○○高校に合格する → 苦手科目の克服
- 数学のテストで80点以上を取る → 二次関数と相似をマスターする
- 英検に合格する → 語彙力アップと英作文を正しく書けるようにする
大目標を達成するためにしなければいけないことが中目標となります。
考えうるすべての中目標を羅列してみましょう。
落ち着いて考えてみると、思ってたよりもたくさんの課題が見つかるはずです。
この中目標一つ一つを、1週間~数か月を目安に達成していきます。
例えば・・・
- 苦手科目の克服 → 英文法の総復習・歴史の暗記
- 二次関数と相似をマスターする → 二次関数のグラフと相似の証明の演習
- 語彙力アップと英作文を書けるようにする → 英単語を500語覚える・英作文の書き方を教えてもらう
中目標を達成するために日々取り組むことが小目標です。
小目標まで考えられると、何をどれくらいしなければならないのかハッキリするはずです。
全ての小目標を達成するのに、およそどれくらいの時間が必要か、ざっくりとでいいので出しておきましょう。
ちなみに大中小目標と言ったのは、あくまでもイメージです。
大事なことは、大きな目標を小さな課題に分けることです。
この小さな課題(小目標)を毎日の勉強に割り振っていくことで、学習計画は完成します。
まずは焦らずに3つの目標を明確にしましょう。
では次は、割り振り方を見てみましょう
② 勉強できる時間・期間を考える
期間を考えるのは簡単です。
大目標を達成するために使える日数が、そのまま勉強できる期間となります。
例えば・・・
- ○○高校に合格する → 受験まであと半年
- 数学のテストで80点以上を取る → テストまであと3週間
- 英検に合格する → 英検まであと1か月半
このように期間は分かりやすいですね。
少し大変なのが、毎日の勉強時間の出し方です。
まず勉強時間の考え方は、大きく2つに分けることができます。
- 学校がある日
- 学校がない日
- 勉強時間を無理やり詰め込む
- 余裕のない時間配分にする
- 休憩時間が一秒もない
- 時間を作る
- 余裕を持てる時間配分にする
- 休憩時間を入れる
「時間を作る」とはどういうことでしょう?
学生の多くは今の生活を変えずに、勉強時間を取ろうとします。
これは大きな間違いです。
これまで通りの生活の合間に勉強を詰め込んでも、絶対に長続きしません。
時間に余裕がないと、人は嫌なこと(勉強)をしなくなってしまいます。
これを防ぐためにもまずは時間を作りましょう。
具体的にどうするかと言うと、今の生活でやっていることを削っていきます。
例えば・・・
- スマホを1日2時間触っている → 1日30分までにする
- 食後にテレビを1時間見ている → 平日はテレビを見ないようにする
- 夜更かししてゲーム3時間をしている → 夜更かしをやめる
このようにして、既存の時間から勉強のための時間を作ることが大切です。
(もちろん生活リズムや体調に影響が出ないように)
勉強時間は詰め込むのではなく、既存の時間から作り出すようにすることが、長続きするコツです。
これを意識して、勉強時間を確保してみてください。
勉強時間が確保できたら、お次は1日のスケジュール立てです。
③ 1日のスケジュールを立てる
3つの目標を明確にして、勉強時間を確保できたなら、あとは1日のスケジュールを立てましょう。
学校がある日とない日で変わってきますが、要領は一緒です。
例えば・・・
- 英単語の暗記:50単語
- 関係代名詞のワーク:2時間
- 休憩:20分
- 二次関数の問題集:6ページ
- 歴史の確認:奈良時代~平安時代まで
④ 復習・調整日を組み込む
さて、おおよその1日のスケジュールができたら、復習・調整日を忘れずに組み込みましょう。
いくら入念に作りこんだ学習計画でも、思うように進まないことがほとんどです。
そんなとき調整日があることで、当初の計画を狂わせずに対応することができます。
もう一度言います。
計画が思い通りに進むことはありません。
必ず対応ができるように、調整日を作るようにしましょう。
もし調整日が必要なくなったら、復習する時間や休みの時間に充てればいいだけです。
余裕があれば復習をする日も別で取っておきましょう。
勉強は反復と復習が命です。
急ぎ足で復習を怠ると、なかなか学力は身につきません。
まずは地に足を付けて勉強ができるように、余裕を持った学習計画を作りましょう!
⑤ 先生(第三者)にアドバイスをもらう
学習計画が完成したら、先生に見せて最終確認を行いましょう。
自分一人で作った計画だと、何か不備があるかもしれません。
- 第三者の立場で意見をもらえる
- 無茶な計画を事前に指摘してくれる
- 自分では気付かなかった課題を教えてくれる
- 計画達成に向けて協力してくれる