勉強は覚えることがたくさんあります。
- 国語の漢字
- 数学の公式
- 理科の用語
- 社会の年表
- 英語の単語
覚えることを挙げたら切りがありませんね(笑)
全てを覚えるために、学生の多くはひたすら知識を詰め込みます。
興味があるのか?
面白いのか?
そんなことは関係ありません。
良い点数を、良い成績を取るために知識を詰め込むのです。
しかし中には、なかなか覚えられない生徒がいます。
「興味がないことは覚えられない」
こういった生徒は多いのではないでしょうか?
私もそんな生徒の一人だったと記憶しています。
今も変わっていませんが・・・(笑)
そんな暗記が苦手な生徒でも、無理やり知識を詰め込もうとします。
ですが、結果は見えていますよね。
小テストくらいならどうにかなっても、範囲の広い受験となると太刀打ちができません。
次から次に取り込んだ知識を、次から次に忘れてしまうからです。
文字通り意味がなく、時間の無駄ですね。
そうして向上しない学力や模試の結果を見て、勉強が嫌いになっていきます。
無駄な時間を使い、勉強が嫌いになる。
まさしく最悪の負のスパイラルです。
それでも暗記作業をやめない生徒が多いです。
なぜでしょうか?
- 知識は覚えないとしょうがないから
- 覚えたらどうにかなるから
- これまでそうしてきたから
だいたい似たような答えが返ってきます。
そうです。
こういう生徒が多いのです。
覚えるだけの勉強をしてきた生徒は、考える過程をすっ飛ばしてしまいます。
解いた答えの理由を聞いてみてください。
「なんかこんな公式があったから使った」
「この単語があるからこう答えた」
このように、安易に問題を解いてしまっています。
その結果間違った公式を使ったり、文脈が読み取れなかったりしてしまうのです。
もちろん知識だけで解ける問題もあります。
覚えることも大切な勉強です。
しかし「覚える」だけで終わるのではなく、「考える」過程までできるようになると、初歩的なミスやケアレスミスが減り応用力が身に付きます。
ではどのようにして「考える」力を身に付けることができるのでしょうか?
覚えるだけが当たり前になっている生徒にとって、考える力を身に付けることは容易ではありません。
まずは考えるきっかけを作ってあげましょう。
きっかけを作るには、質問をしてあげるのが一番です。
- なんでその計算をしたの?
- なんでその選択肢は間違いなの?
- なんでその言葉を抜き取ったの?
最初はこの「なんで」質問に答えられないはずです。
そんなときはヒントを出しながら、さらに具体的な質問をしてあげましょう。
「なんで」質問が聞かれると生徒も分かっていたら、問題を解きながら「なんで」と自問自答するようになっていきます。
そうすれば「考える」力は段々と身に付いてきます。
しかし「考える」力は一朝一夕で身に付くものではありません。
生徒と教える側両方の根気とやる気が必要です。
それでもやる価値があると、私は思っています。
知識は局所的には役に立ちますが、「考える」力は今後どんなときにも役に立ちます。
私はよく
「考えすぎだ」
と言われます。
ですが誉め言葉としてこの言葉を受け取っています。
基本面倒くさいことが嫌いな私は、無駄なことはしないし考えないようにしています。
それでも
「考えすぎ」
と言われるということは、そこまで自然に考えているのです。
心配性ではありませんよ。
人から「考えすぎ」と言われることまで、考えることが普通になっているだけです。
バカみたいと言われるとそれまでですが・・・(笑)
ですが考えるくせがあるおかげで、得をしたことは多いと思います。
しかも慣れてくると考えることは手間ではなく、いつのまにか楽しく感じるようになっていました。
子供たちは「考えすぎ」と言われるほど考えなくてもいいと思いますが、考える楽しさと良さは知ってもらえるように授業をしています。
皆さんもぜひ、覚えるだけではなく考えながら勉強をしてみてはいかがでしょうか。
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